屋根の塗装工事

Contents

住宅や店舗の屋根塗装工事

住宅の屋根塗装工事(塗装工房)

塗装工房では愛知県・岐阜県・三重県の戸建て住宅や各種店舗やアパートやマンションの外壁や屋根の塗り替え工事を行っています。

屋根塗装をする際には、下記のようなポイントが重要だと考えている方が多いようですが、最も重要な事は『現在の建物の状態を把握すること』と『現在の状況に応じた塗装を施す事』なのです。

・屋根に使用する塗料(フッ素・ラジカル制御型塗料・シリコン塗料・遮熱塗料・断熱塗料など)
・塗装の工程(重ね塗りする回数)
・洗浄の方法(高圧洗浄・バイオ洗浄・マイクロバブル洗浄など)
・下塗りの塗料(浸透シーラー・増膜シーラー・カチオンシーラーなど)
・塗料メーカー(日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研など)

例えば、自動車のエンジンがかからなかったときを想像してみて下さい。
まず最初にするべきことは「どのような原因でエンジンがかからないかを調べる事」なのです。
そして次に、エンジンがかからない原因に応じて「ガソリンを補充」したり「バッテリーを交換」したり「スターターを修理」したりする事なのです。このように自動車業界でも、原因の究明もせずに修理をすることはありませんし、例え同じ状況だとしても、どの車両にも全く同じ修理をする訳でもありません。

しかし建物の外壁や屋根の塗装工事をする前には、きちんとした建物調査や劣化診断もせずに「いきなり使用する塗料や工程を決めてしまう事」が、度々起こっているのが現実なのです。

そこで塗装工房では、塗装する為の塗料や工法等を決める前に、まず建物の診断をさせて頂きます。
例えば、建物にクラック(ヒビ割れ)が入っていたとしても、建物の傾きが原因で発生したクラックと素材の経年劣化により発生したクラックとでは、全く対処方法が違ってきてしまうからです。


塗装工房
住まいの塗り替えは塗装工房に御任せ下さい!
052-231-3595(平日9:00~18:00)

屋根塗装工事

屋根の塗装をするタイミングとしては、新築から7~10年後ぐらいが一般的です。
しかし建物の立地環境や施工条件などによっては、早めにメンテナンスを施した方が良い場合もあります。
また早期に住宅の塗料塗料が退色したり剥離したり苔や黴が発生したりする場合には、劣化や瑕疵の原因の究明なども必要になります。

スレート瓦(薄型スレート瓦)の特徴

スレート瓦には天然スレート瓦と人工スレート瓦が存在します。
一般的に普及しているスレート瓦の殆どが人工のスレート瓦です。
また、スレート瓦はコロニアル瓦とかカラーベスト瓦と呼ばれることも多いですが、コロニアルやカラーベストはケイミュー(旧クボタ株式会社)の登録商標です。
※2003年にクボタ株式会社と松下電工株式会社の外装建材部門が事業統合してクボタ松下電工外装株式会社が設立されました。2010年にはケイミュー株式会社との社名変更を行いました。

スレート瓦の劣化(塗装工房)

スレート瓦のケラバ部位(袖部分)は埃や塵が堆積すると、防水シートの内側に雨水が回り込んでしまい雨漏りの原因に繋がる事もあります。

スレート瓦の黴(塗装工房)

スレート軒瓦(軒先の瓦)付近は棟付近に比べて滞水時間が長いので雨水の悪影響を受けやすい部位です。また軒樋を通る雨水の影響も受けやすい部位です。

スレート瓦の苔(塗装工房)

スレート瓦の下端は雨水が溜まり易く、苔や黴が発生し易い部位でもあります。長時間の滞水は経年劣化を早めてしまう可能性もあります。

石綿(アスベスト)スレート瓦
2004年まではアスベストが含まれたスレート瓦が販売されていました。(多くは1998年頃まで)その後に石綿スレート瓦の販売は禁止され、現在ではアスベストを含むスレート瓦は販売されていません。
しかし2004年以前の住宅に住んでいる場合はアスベストが含まれている可能性もありますので、気になる方は設計図書や重要事項説明書などを御確認下さい。塗装工房ではアスベスト検査も行っていますので、御希望の方は御連絡下さい。

人工スレート瓦
現在、人工スレート瓦は最も住宅で普及している屋根材です。
天然スレート瓦は自然の石で作られているので重いですが、人工スレート瓦は「繊維素材+セメント」で作られていて軽量で施工も容易です。
日本ではケイミュー株式会社(2003年にクボタ株式会社+松下電工株式会社)の人工スレート瓦が大半のシェアを占めています。

セメント瓦(厚型スレート瓦)の特徴

セメント瓦(厚型スレート瓦)はセメントと砂と水を混ぜて作られている瓦です。一般的なスレート瓦(5~6㎜程度)よりもセメント瓦(20~30㎜程度)は厚く重量も重いのが特徴です。
セメント瓦には様々な形状があり、日本瓦の様なセメント瓦も存在しますので注意する必要があります。
セメント瓦は造った後から表面を塗装する場合が多いので、10~20年程度で塗装が退色したり剥離したり風化してしまいます。また、瓦屋根よりも重量があるので、建物の耐震性能に少なからず悪影響を与えてしまいます。

留め金具の浮き(塗装工房)

セメント瓦を固定してある留め金具が浮いたり外れたりしてしまうと、瓦がズレたり破損したりする原因にも繋がるので、修理か打ち替えが必要です。

セメント瓦の苔(塗装工房)

セメント瓦の下端はスレート瓦の下端と同様に滞水し易い部位なので、苔や黴が発生する確率が高くなってしまいます。早めの苔の除去や補修が必要です。

セメント瓦(塗装工房)

セメント瓦のケラバ周辺は雨水が防水シートの内側に入り込む可能性の高い部位です。袖瓦に浮きや隙間が生じている場合は補修や瓦の差し替えが必要です。

塗り替えの目安や補修の目安
セメント瓦は10~20年ごとに定期的な塗装が必要です。
コンクリート瓦と呼ばれる瓦も存在しますが、ほぼセメント瓦と変わらない性能です。(若干コンクリート瓦の方が防水性や耐久性が高い)

金属瓦の特徴

金属屋根は屋根に施工する金属の種類に応じて複数の種類があります。
金属屋根のメリットは、瓦屋根やスレート屋根に比べて軽量な点です。つまり非常に耐震性の高い屋根だとも言えます。
デメリットとしては『雨音がうるさい』ことです。特に夏場など夜に窓を開けて寝る場合は自分達だけではなく御近所への配慮も必要になってきます。
主な金属屋根の種類は下記の通りです。

トタン
鉄板を亜鉛メッキで覆ったタイプ
低価格だが定期的な塗装やメンテナンスが必要になります。
耐用年数は20~30年程度ですが5~7年ごとのメンテナンスが必要です。

ガルバリウム鋼板
鉄板の表面に亜鉛合金(アルミニウム含む)でメッキ加工したタイプの鋼板です。アルミニウムが熱反射性と耐久性を高めています。
トタンよりは耐久性が高く、約10~15年ごとの塗装やメンテナンスが必要です。

ステンレス
耐久性や耐候性が非常に強く、殆どメンテナンスの必要がない素材です。

その他
他にもチタンやアルミ等の金属屋根がありますが、一般的には殆どの金属屋根がガルバリウム鋼板かトタンです。

金属屋根の劣化(塗装工房)

金属屋根が劣化して補修した部位は、滞水しやすいとか紫外線の影響を受けやすい等の理由で再び劣化する可能性が高く、定期的に点検する必要があります。

瓦棒に発生した苔(塗装工房)

トタン屋根の瓦棒葺きされているタイプは芯木の入隅部分に影が出来やすく苔が発生する場合があります。芯木が腐食する原因にもなるので注意が必要です。

折半屋根(塗装工房)

折半屋根から雨漏りした場合は金具や重なり部分が腐食したり破損している可能性があります。定期的な留め金具の点検は必要です。

塗り替えの目安や補修の目安
金属屋根は素材によって塗り替えの時期が大幅に違います。
しかし通常はトタンかガルバリウム鋼板なので、約5~15年でメンテナンスや塗装を行います。


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屋根の塗装工事

スレート瓦屋根にメンテナンスを施すタイミングとして重要な事は7~12年という期間ではなく、実際のスレート瓦の状態や建物の環境を把握することです。
風雨の影響を受けやすい立地条件にある建物や潮風などの影響を受けやすい環境や落ち葉や紫外線の影響が大きい建物など、様々な状況や条件によってメンテナンスを施すタイミングは異なります。
また、建ててからなるべく遅く(築後12~15年後)に塗装した方が、塗り替えの頻度を減らせると考えている方もいます。しかし実際は塗装する時期を遅らせた方が、経年劣化や腐食や損傷の進行が速くなってしまいます。
場合によっては塗装では済まなくなるような損傷や劣化が生じてしまうと、屋根瓦の葺き替えや重ね葺きなどが必要になるので補修費用も高額になりがちです。
塗装工房では屋根の塗装を施す前に、綿密な状態検査や詳しい状況の調査を御勧めしています。

スレート瓦の劣化の写真(塗装工房)

スレート瓦のデメリット

 ・耐久性が低い(破損し易い)
・退色し易い(色落ちし易い)
・防水性が低い(雨漏りし易い)
・耐火性が低い
・凍害に弱い

スレート瓦

スレート瓦のメリット

・経済的
・軽量なので耐震性が高い(㎡21kg)
・施工が容易
スレート瓦の部材費がや安価というより、施工の容易さがスレート瓦の人気の秘密です。

時々、「まだ建物が綺麗だから、もっと傷んできてから塗装するわ。」との御言葉を頂く事がありますが、一度傷んでしまった建材(外壁材や屋根材)が再び元のような状態に戻る事はありません。
老化によって人間の皮膚に出来るシミやシワのようなものだと考えて下さい。
人間の肌も建物の外装材も、早めのメンテナンスが少しでも劣化を抑える結果に繋がります。

劣化したスレート瓦

退色したスレート瓦

スレート瓦が退色している状態です。塗布されていた塗料が紫外線や酸性雨の影響で経年劣化してしまい、耐候性が低下した状態です。

塗装後のスレート瓦(塗装工房)

塗装したスレート瓦

劣化したスレート瓦を高圧洗浄で付着した汚れや旧塗膜を除去した後、下地の補修や調整を行いました。その後、溶剤系のシリコン塗装を施した後に、縁切りを行いました。

明らかに傷んでから外装を施す場合には、入念な下地処理や補修や補強が必要になる場合があります。
住宅のメンテナンスのタイミングを先延ばしにする事が、結果として塗装を含む修理費用が高額になってしまう事や耐久年数の低下に繋がる可能性も考えられます。

縁切りしていないスレート瓦(塗装工房)

縁切りしていないスレート瓦

スレート屋根を塗装した後で、スレート同士が重なり合っている個所には縁切りを施します。または下塗りをした後に、縁切り材を設置してスレート瓦が密着しないようにします。
縁切りをしておかないとスレートの繋ぎ目(縦方向)に浸入した雨水が排出できなくなります。

スレート瓦

縁切り材を施工したスレート

屋根の塗装工事が終了したあとや、下塗り工事を施したあとに縁切り材を差し込んで継ぎ目に隙間を設けます。
但し、縁切り材を使うとアンテナの設置や太陽光発電システムなどを設置する際には瓦が割れる原因になるので注意が必要です。

下側のスレート瓦に滲み込んだ雨水が、毛細管現象で上側のスレート瓦に吸い込まれたあと、縁切りしていないと排水経路が塞がれたままなので雨漏りする原因にもなります。

退色したセメント瓦(塗装工房)

         退色したセメント瓦
セメント瓦は日本瓦のように塗装などのメンテナンスが必要ないと考えている方もいますが、塗料の防水効果が薄れると雨が浸透したり結露が発生したりする可能性があります。

塗装したセメント瓦(塗装工房)

         塗装したセメント瓦
劣化したセメント瓦は高圧洗浄して吸着している埃や汚れを丁寧に取り除き、十分な乾燥期間を設けた後からプライマーを塗布してから塗装を施します。

あなたの住まいの屋根が少しでも新築時の効果を損なわない為にも、早めのメンテナンスや補修工事を御勧めします。塗装工事の御相談は塗装工房に御任せ下さい。

塗装費用や塗装期間の目安

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

外壁塗装の築年数(塗装工房)

外壁塗装工事の築年数

1位:10~15年(41.8%)
2位:5~10年(24.7%)
3位:15~20年(18.4%)
4位:5年未満(7.8%)
5位:20年以上(7.3%)
6位:不明

住宅の外壁が劣化する期間や経年劣化の進行速度などは、建てられた素材(建材)や立地条件や生活スタイルや周辺の環境等によっても大きく影響を受けます。早めに外壁の塗装を施す事が建物の健全化の維持に繋がります。

※住宅の外壁や屋根の塗装をする目安は、新築から8~12年後ぐらいです。
※実際には生活スタイルや御予算など家庭の事情で大幅に差が生じますが、早期のメンテナンスが住宅を健全な状態で長寿命化するポイントです。

屋根塗装の金額(塗装工房)

屋根塗装工事の金額

1位:30万円~50万円(38.2%)
2位:50万円~70万円(19.3%)
3位:30万円未満(18.4%)
4位:70~100万円(12.2%)
5位:100万円以上(11.9%)

屋根の劣化状況や建物の大きさや実際の塗り面積や使用する塗料の種類や立地条件や生活環境などによって金額には差が生じますが、一律した契約金額を掲載しています。

※建物の大きさや実際に塗装する面積や使用する塗料の種類等によって金額には差が生じますが、ここでは一律した契約金額を掲載しています。(屋根面積50~250㎡程度/平屋建て住宅~3階建て住宅)
※棟板金の補修や交換があるケースからスレート瓦の差し替え工事や補修工事があるケースまでを含んだ総額です。(特に大規模な補強工事や広範囲の補修工事が必要な場合は塗装費用も高額になる事があります)


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✅スレート屋根の簡単チェック12

スレート瓦が破損する原因
スレート瓦が破損するには幾つかの原因が考えられます。スレート瓦を破損させた場合には、雨漏りの原因にも繋がるので早めの対策や補修を考えて下さい。

・屋根に上った業者や住人が、スレート瓦の横継ぎ目を踏んで瓦が割れる。
・スレート屋根の留め釘の位置に、人の荷重がかかり瓦を踏み割ってしまう。
・下地材とスレート瓦との段差が原因による、踏んで瓦が割れる。
・雨が降った時に、屋根材が伸縮して割れる。
・真夏の炎天下が続き、屋根材が収縮を繰り返して割れる。
・スレート瓦の材料(セメント)が中性化して脆くなりボロボロになる。

✅スレート瓦の苔

スレート屋根に苔が発生した場合、高圧洗浄だけでは苔を確実に除去できない場合もあります。そのような場合はバイオ洗浄剤を使用したり60℃以上の湯で洗浄したりします。

スレート瓦の苔(塗装工房)
スレート瓦の苔(塗装工房)

スレート瓦の苔を放置しておくとスレート瓦の内部に根を張っていしまい、屋根材の劣化が進行してしまいます。苔はカビと違い瓦に水分を滞水させてしまうので、カビよりも屋根材の劣化を早めてしまいます。

✅スレート瓦の欠け

スレート瓦が欠損してしまうと、下地材や防水シートの劣化を早める原因にもなり兼ねません。
また、落下すると建物や人に被害を及ぼす可能性も出てきてしまいます。

スレート瓦の破損(塗装工房)
スレート瓦の破損(塗装工房)

スレート瓦が破損するには下記の原因が考えられます。
・夏の温度上昇
・冬の凍害(瓦の水分が凍結)
・湿気で膨張、乾燥して収縮の繰り返し
・人が踏み抜く
・落下物や飛来物の影響
・新築時からの施工不良
・害獣や害鳥の影響

✅板金の劣化

大棟板金や隅棟板金の塗装が、紫外線や酸性雨や飛来物などの影響を受けて劣化や変形してしまうと、塗装した表面だけではなく板金内部にまで劣化が進行してしまいます。

棟板金の劣化(塗装工房)
棟板金の劣化(塗装工房)

スレート瓦の頂上部には棟板金が施されています。棟板金は留め金具や留め釘で、貫板に固定されていますが、経年劣化(熱や振動)で緩んできます。それを放置しておくと、貫板に雨水が浸入して腐食や雨漏りの原因に繋がります。

✅スレート瓦のカビ

スレート瓦にカビが発生した場合は、高圧洗浄だけでは菌を除去出来ない場合もあります。カビの発生原因や被害の程度にもよりますが、丁寧なカビ除去が必要です。

スレート瓦のカビ(塗装工房)
スレート瓦のカビ(塗装工房)

苔とカビを同じように捉えている方もいますが、苔は植物でカビが菌です。つまりカビは光合成の必要がないので日光が当たらない個所にも発生します。カビの胞子は人体にも悪影響を及ぼす可能性もあるので、早めの除去を心掛けて下さい。

✅スレート瓦の退色

スレート瓦の表面に塗られた塗料が紫外線により劣化してくると、太陽光を反射しなくなり、色が褪せて見えるようになってしまいます。放置しておくとスレート瓦本体の内部まで劣化します。

劣化したスレート瓦
スレート瓦の退色(塗装工房)

スレート瓦が退色(色褪せ)してくると、防水効果が低下してきている事を意味します。スレート瓦の退色は紫外線が当たりやすい南面や西面から起きやすく、一般的に築後5~8年程度で色が褪せてきます。

✅雨水の浸入

大棟板金や隅棟板金の内側に雨水が浸入してしい、長期間に亘り湿気が抜けない状態が続くと、内側の木部(貫板)まで腐食してしまう可能性があります。

スレート瓦の滲み(塗装工房)
雨水の浸入(塗装工房)

スレート屋根の板金の下には貫板と呼ばれる木材が敷かれています。この貫板に雨水が当たると腐食したり劣化してしまう事があります。

✅雨樋の劣化

雨樋は許容量を超えた雨量や自然災害や不同沈下や紫外線などの影響で変形したり金具が外れてしまう事があります。留め金具が外れたり変形したら補修をお勧めします。

雨樋の留め金具の外れ(塗装工房)
雨樋の集水器の詰まった写真(塗装工房)

軒樋の金具が外れたり変形したりしていると、正常に排水されにくくなり雨漏りや建物の劣化に繋がる場合があります。また軒樋にゴミや土埃が堆積すると、軒樋に滞水してしまう原因にもなります。

✅軒先の劣化

スレート瓦の軒先付近は滞水しやすい部位なので、カビや苔が繁殖し易い環境です。また塗膜の防水効果も切れやすい部位なので、早期のメンテナンスが必要な個所です。

スレート瓦のカビ(塗装工房)
スレート瓦の黴(塗装工房)

降雨時に軒樋がオーバフローしている状態だと、軒先に雨水が溜まり易すくなり劣化する原因になります。またスレート瓦の下の防水シート(ルーフィングシート)に長時間滞水すると釘孔を伝い下地材まで雨水が浸入しる可能性があります。

✅取り合いの劣化

スレート瓦と外壁や破風板などとの取り合い個所は雨仕舞が難しい箇所なので、コーキング剤の効果が切れたり破損したりしてしまうと、雨水が浸入してしまう可能性のある場所の1つです。

スレート瓦と外壁の取り合い(塗装工房)
スレート瓦と外壁の取り合い(塗装工房)

スレート瓦と外壁や木部との取り合い(接合部分)は、地震などの振動で隙間が出来やすくなります。
特に建物と地盤の固有周期が近い場合には影響が表れやすくなります。またコーキング剤(シーリング剤)は5~10年で硬化してしまうので、定期的な打ち直しや打ち増しが必要です。

✅スレート瓦の滲み

スレート瓦に滲みが発生していると、防水効果が切れたり下がったりしていると考えて下さい。スレート瓦本体の内部が劣化しないうちに塗装か葺き直しが必要です。

スレート瓦の滲み(塗装工房)
スレート瓦の滲み(塗装工房)

スレート瓦に雨水が浸入すると滲みになることがあります。雨滲みが発生する個所にはカビや苔が発生しやすく、冬場には凍害(屋根材の水分が凍結して瓦が割れたりヒビ割れする現象)が起きてしまう可能性もあります。

✅スレート瓦の反り

反ってしまったスレート瓦は差し替えるか補強するかしないと、雨水が浸入したり破損したりする原因にも繋がります。

スレート瓦の隙間を測定(塗装工房)
スレート瓦の反り(塗装工房)

スレート瓦が破損する原因と同じく、雨水や湿気により水分を含有すると膨張します。そして日光が当たり乾燥すると収縮します。これを繰り返すとスレート瓦が反ってしまいます。一度反ってしまった個所は復元出来ません。また割れ易くなっているので注意が必要です。

✅ケラバ(屋根の妻側)

ケラバ部分(袖瓦の部分)は塵や埃が防水シートに溜まり易く、それが原因で雨漏りの原因箇所にもなり易い場所の1つです。

スレート瓦の劣化(塗装工房)
スレート瓦

ケラバの水切りから排出されずに雨水がオーバーフローして防水シート上に滞水することがあります。オーバーフローした雨水は釘孔から浸入して下地材の腐食や劣化を引き起こす可能性がありあます。

上記の症状が発生している場合には、築年数が浅くてもメンテナンスが必要です。
特に劣化が著しい場合には、塗装が難しい場合などもあります。(屋根が脆くて上に乗れないなど)
建築後7年を経過したら、定期的なスレート瓦のチェックを心掛けるようにして下さい。


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屋根塗装費用の目安

屋根の塗装工事には幾つかの工程が必要になります。
同じ下地処理でも素材が健全な状態と劣化した状態では費用が違ってきます。
また同じシリコン塗装でも水系を使うか溶剤系を使うかでも違いますし、1液なのか2液なのかでも違いますし、素材の状態によっても金額は違います。
下記の費用はあくまでも目安程度に御考え下さい。


     ウレタン塗装

耐用年数:5~7年程度

価  格:1,500円(1㎡)~

耐久性能:普通

ウレタン塗料

一般的に住宅の屋根塗装にはあまり使用しません。
しかし、シリコン塗料に比べて重ね塗りし易い塗料なので、頻繁に塗り替えをする場合はシリコン塗料よりも効果的な場合もあります。
ウレタン塗装はクラック(ヒビ割れ)にも追従するので、ある程度の劣化を防止してくれます。屋根の塗り面積60㎡(2階建て住宅)で8~15万円程度です。(足場費・養生費・下地処理費・洗浄費などは別)


     シリコン塗装

耐用年数:7~12年程度

価  格:2,000円(1㎡)~

耐久性能:高い

シリコン塗料

屋根塗装として人気の高い塗装がシリコン塗装です。
費用対効果もよくクラックを防いでくれる機能があるタイプや紫外線やカビの発生を予防してくれるタイプ等があります。屋根の塗り面積60㎡(2階建て住宅)で10~20万円程度です。(足場費・養生費・下地処理費・洗浄費などは別)


     ラジカル制御塗装

耐用年数:10~16年程度

価  格:2,800円(1㎡)~

耐久性能:高い

ラジカル制御型塗料

この10年程度の間で、急激に浸透してきた人気の塗装です。(正確には『シリコン塗料のラジカル制御型』や『フッ素塗料のラジカル制御型』というイメージ)
ラジカル制御された塗料は、紫外線や雨水に対して劣化しにくい特徴があります。屋根の塗り面積60㎡(2階建て住宅)で14~28万円程度です。(足場費・養生費・下地処理費・洗浄費などは別)


     フッ素塗装

耐用年数:13~16年程度

価  格:3,000円(1㎡)~

耐久性能:非常に高い

フッ素塗料

非常に耐候性や耐久性の高い塗装です。2液の溶剤系フッ素塗料は、ビルや灯台や橋などに使用される事が多く、一般住宅には1液の溶剤系や水系のフッ素塗料が使われる事が多いです。紫外線にも酸性雨に対しても劣化しにくいという特徴があります。屋根の塗り面積60㎡(2階建て住宅)で15~40万円程度です。(足場費・養生費・下地処理費・洗浄費などは別)


     無機塗装

耐用年数:15~20年程度

価  格:4,000円(1㎡)~

耐久性能:非常に高い

無機塗料

通常の塗料は有機塗料と呼ばれて、原料に有機物が配合されています。(正確には無機塗料+シリコン塗料や、無機塗料+フッ素塗料のこと)無機塗料は炭素を含まない物質なので紫外線や酸性雨で劣化しない為、非常に長期間劣化する事なく住宅を保護出来ます。屋根の塗り面積60㎡(2階建て住宅)で23~50万円程度です。(足場費・養生費・下地処理費・洗浄費などは別)


      遮熱塗装

耐用年数:8~12年程度

価  格:2,500円/㎡~

特  徴:遮熱効果がある

遮熱塗料

住宅の屋根に遮熱塗装を施すと、塗料が太陽光を反射してくれるので、室内の温度上昇を防いでくれる効果があります。すると室内の冷房機器に使用する電気代の節約にも繋がります。但し、遮熱塗料が白系の場合は高い効果が期待出来るものの、黒系の遮熱塗料を使用した場合には白系の遮熱塗料ほどの効果は望めないので、注意が必要です。(正確には遮熱機能付きシリコン塗料や遮熱機能付きフッ素塗料というイメージ)


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部位別工事費の目安(屋根塗装工事)

此方は塗装工房で屋根塗装をする際の部位別の単価になります。
実際に塗装工事をする場合には、現地の立地条件や建物の状態や作業環境などにより下記の単価と異なる場合があります。(屋根の腐食や劣化が酷く場合や急な勾配の状態や材料や足場の運搬が容易に行えない環境など)
正確な金額は工事前に現地調査をさせて頂き提示させて頂きます。

作業項目

内       容

費  用

架設足場(1㎡)

外壁面積や形状や階数や立地環境や条件による
アンチ・ブレス・ステップ・敷盤・ブラケット等含む

600~900円

飛散防止のネット(1㎡)

建物総面積の1.1倍程度

100~200円

養生(1㎡)

鉄部・開口部・天窓・塀・笠木・フェンスなど

200~500円

高圧洗浄(1㎡)

洗浄方法・洗浄内容・素材の状態などによる

100~300円

下地補修(1箇所)

処理の内容・処理の箇所・劣化状況などによる

20,000円~

木部塗装(1㎡)

軒天・破風・鼻隠し・母屋・棟木・格子など

600~1,200円

鉄部の塗装(1㎡)

霧除け庇・雨戸・戸袋・手摺りなど

1,000~1,500円

塩化ビニルや合成樹脂の塗装

軒樋・竪樋・集水器など

800~1,200円

現場監理費用(1現場)

打合せ費・監理費・清掃費・作業補助費など

10,000~60,000円

※屋根の塗装工事費用は下地の状態や補修箇所や補修方法や塗料の種類などにより違ってきます。屋根塗装の総額の目安は、25坪~30坪の住宅で150,000~500,000円(税別)ぐらいになります。
詳しくは実測後にお見積りさせて頂きます。


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屋根塗装の御問い合わせ先

住まいの外壁塗装や屋根塗装の御困り事なら塗装工房に御任せ下さい。

お問い合わせ先

052-231-3595(発信者番号を通知して御掛け下さい。)

御問い合わせの時間帯

AM9:00~PM6:00(平日)

お見積りの時間帯

御希望の曜日(土日含む)や時間帯に実測や御見積りに伺います。

修理工事の時間帯

御要望に応じて土日や祝祭日も対応させて頂きます。

詳しい塗装工房の御問合せから工事完了前での流れについては、弊社の『申し込みの流れ』の項を御覧下さい。塗装工房では御近所や御施主様の生活環境に合わせた作業時間にも対応させて頂きます。

屋根塗装の施工地域(愛知県・岐阜県・三重県)

塗装工房では愛知県・岐阜県・三重県に御住まいの方を対象にして、外壁塗装工事を行っています。御住まいの外壁塗装や屋根塗装を御検討中の方が御座いましたら、御気軽に塗装工房まで御相談下さい。

名古屋市の屋根塗装工事の対応地域

名古屋市熱田区・名古屋市千種区・名古屋市中区・名古屋市東区・名古屋市港区・名古屋市北区・名古屋市天白区・名古屋市中村区・名古屋市瑞穂区・名古屋市名東区・名古屋市昭和区・名古屋市中川区・名古屋市西区・名古屋市緑区・名古屋市守山区・名古屋市南区

愛知県の屋根塗装工事の対応地域

愛知県愛西市・愛知県阿久比町・愛知県安城市・愛知県犬山市・愛知県大治町・愛知県尾張旭市・愛知県蒲郡市・愛知県清須市・愛知県小牧市・愛知県瀬戸市・愛知県田原市・愛知県津島市・愛知県東郷町・愛知県豊明市・愛知県豊根村・愛知県長久手市・愛知県半田市・愛知県碧南市・愛知県みよし市・愛知県阿久比町・愛知県一宮市・愛知県岩倉市・愛知県大府市・愛知県春日井市・愛知県刈谷市・愛知県幸田町・愛知県設楽町・愛知県高浜市・愛知県知多市・愛知県東栄町・愛知県常滑市・愛知県豊川市・愛知県豊橋市・愛知県西尾市・愛知県東浦町・愛知県南知多町・愛知県弥富市・愛知県あま市・愛知県稲沢市・愛知県大口町・愛知県岡崎市・愛知県蟹江町・愛知県北名古屋市・愛知県江南市・愛知県新城市・愛知県武豊町・愛知県知立市・愛知県東海市・愛知県飛島村・愛知県豊田市・愛知県豊山町・愛知県日進市・愛知県扶桑町・愛知県美浜町

岐阜県の屋根塗装工事の対応地域

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三重県の屋根塗装工事の対応地域

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