住宅の塗装は何度塗りが最適か?

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住宅の外壁塗装や屋根塗装に最適な重ね塗りの回数

Q:住宅の外壁や屋根の塗装は何度塗りが最適ですか?

A:通常は3度塗りが一般的です。

住宅の外壁や屋根の塗装工事業者によっては「うちは3度塗りします」とか「弊社は5度塗りします」と言われる事があります。一見すると、3度塗りより5度塗りの方が良いようにも感じますが、塗料メーカーの施工方法や施工手順を見ると「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3度塗りが一般的です。

住宅の外壁塗装や屋根塗装は何度塗りが一番最適か?

例えば、日本ペイントのファインウレタンU100の標準塗装仕様書には下記の様に記載されています。

一般鉄部(硬質塩化ビニール・FRP等含む)

工 程

下地調整

下塗り

上塗り①

上塗り②

塗 料 名

劣化塗膜は入念に除去する

1液ハイポンファインテグロ

1液ファインウレタンU100

1液ファインウレタンU100

塗り回数

使 用 量

―――

0.13~0.15

0.12~0.16

0.12~0.16

乾燥時間(23℃)

――――

4時間以上7日以内

3時間以上

――――

希 釈 剤

―――――

塗料用シンナーA

塗料用シンナーA

塗料用シンナーA

希釈率(%)

―――

5~10

3~8

3~8

下塗り1回+上塗り2回の合計3回塗りです。
中には乾燥期間を設けず重ね塗りを繰り返して4度塗りとか5度塗りという業者もいますが、それは3度塗りの事です。5度塗りと呼ぶには次の塗装まで3時間以上の乾燥期間を設ける必要があります。

「5度塗り」って「3度塗り」の事なの?

住宅の外壁塗装で3度塗りと言われると、3回しか塗っていないと思われる方もいますが、下地の吸込みが激しい場合には同じ場所に繰り返し塗料を塗り込む事があります。
つまり「中塗り」の際に、ローラーや刷毛で1回塗っても塗料が透けていたり吸込みが激しかったりした場合には、時間をおかず更に上からもう一度塗り込みます。しかし、この作業を複数回繰り返しても「中塗り」は1回とカウントするのです。

同じ個所を何度塗っても1回塗り?

時間をおかずに同じ個所を何度塗り直しても、それは「1度塗り」です。
2度塗りとは、一定の乾燥期間(塗料により違うが2~24時間程度)を設けて、塗料が乾燥してからもう一度塗り込む作業が必要です。

1度塗りと2度塗りの違い?!

時間を空けずに同じ個所を上下や左右に何度塗り重ねても、それは1度塗りにしかなりません。
外壁や屋根を1度塗った個所に十分な乾燥期間(3時間以上)を設けて、塗料が乾いた上から塗装して初めて2度目の塗装としてカウントされます。

ベランダの塗装工事写真(塗装工房)

住宅塗装工事を5度塗りした場合

もし住宅の外壁や屋根を5度塗りするのであれば、「下塗り1回」「中塗り×2回」「上塗り×2回」などのようになります。
そうなると下記のように各工程ごとに一定の乾燥期間が必要になります。

①:下塗り(1度塗り)
乾燥期間(3~4時間以上)

②:中塗り(2度塗り)
乾燥期間(3~4時間以上)

③:中塗り(3度塗り)
乾燥期間(3~4時間以上)

④:中塗り(4度塗り)
乾燥期間(3~4時間以上)

⑤:上塗り(5度塗り)
乾燥期間(3~4時間以上)

※乾燥時間は天候や気温や塗料の種類によって違います。(塗料によっては24時間以上の乾燥期間が必要な種類もあります)

つまり外壁や屋根を「5度塗り」するという事は、実際に塗装する期間以外にも「十分な乾燥期間が必要」な分だけ、更に余分な工期がかかってしまうのです。

実は「5度塗り」は「3度塗り」?!

住宅塗装の契約をする際に5度塗りと言われたり契約書に「5度塗り」と記載されていても、実際には前述したように「普通の3度塗り」の可能性も十分にあります。
また、外壁材や屋根材の劣化により吸込みが激しい場所などでは、乾燥したあとが色ムラになっている場合があります。そのような場合、部分的に上から塗装する事があります。これを「+1回塗り」と言えなくもないですが、通常は「+1回塗り」とはカウントしません。

5度塗りか3度塗りかを確認する手段

住宅の外壁や屋根を塗装したあとで、塗膜の表面をカッターナイフで削ってみると「5度塗りしていれば塗料が5層」で「3度塗りなら3層構造」になっているので、塗装をした後からでもチェックする事が可能です。
一番簡単に判断する方法は、塗装工事期間中に現場を観察していれば誰にでも何度塗りしているかが分かります。

5度塗りが必要な場合

通常は住宅の塗装工事は3度塗りで十分です。5度塗りが必要なのは下記のようなケースですが、一般的ではありません。

・下地の塗料が違う場合(フィーラーを1回塗り、シーラーを1回塗るなど)
・中塗りに種類の違う塗料を使う場合(複層仕上げなど)
・塗料の間にクロスメッシュなど塗料以外の素材を挟み込む場合(陸屋根やベランダの防水等)
・外壁材や屋根材の吸込みが激しく、複数回の中塗りが必要な場合
・デザイン性の高いセラミック塗装など、メーカーの標準施工の工程が多い場合

現在お住いの住宅によって塗装する工程や工法や仕上げ方法などは違う場合があります。
また詳しくは現地を実測してみないと判断が難しい場合もあります。


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