スレート瓦塗装の色ムラ

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屋根塗装の色ムラは施工不良

Q:屋根塗装をしたあとに色ムラが残りました。施工不良でしょうか?

A:必ずしも塗装工事の施工不良とは限りません。

それは屋根の塗装をした際に色ムラが発生する原因にあります。
塗装の際に色ムラが発生するのには、大きく2種類の原因が考えられます。

1つ目は塗装業者の施工不良(手抜き工事)によるものです。
「下塗りをせずに上塗りをしたケース」や「下塗りのあとで1回しか塗料を塗っていないケース」などで一番最初に疑われる原因です。

2つ目は住宅の屋根そのものに原因がある場合です。
つまりスレート瓦自体が経年劣化などにより、既に塗装では補修不可能な状態になってしまっている場合です。
しかし、色ムラが発生した原因が何処にあるのかについては、詳しい調査をしてみないと判断が出来ません。

スレート瓦に色ムラが発生する2つの原因

スレート瓦の劣化が激しい場合には、吸込みが激しくある程度の色ムラが生じる場合もあります。
つまり、スレート瓦に色ムラが発生する原因は施工業者にある場合と屋根材の経年劣化による場合があるのです。

スレート瓦の滲み(塗装工房)

スレート瓦の経年劣化による色ムラ

2004年まではアスベスト(石綿)が含まれているスレート瓦が、屋根に施工された可能性があります。(特に多いのは1999年頃までのスレート瓦)
2004年以降のスレート瓦にはアスベストが含有していないので石綿被害の心配はないのですが、多くの住宅でスレート瓦の強度や耐久性能が下がってしまいました。(特に1999~2005年頃までに施工されたスレート瓦)
つまりアスベスト(石綿)が含まれていないスレート瓦が使用され始めた頃は、経年劣化が早かったり瓦の破損や損傷が発生しやすい状況でした。
あなたの住宅が2000年代の前半に建てられていた場合は、新しいスレート瓦(石綿を含有していない)自体の強度や耐久性が低い可能性もあります。

住宅側の問題
住宅側の問題には下記のようなものがあります。

・塗装すべき期間(通常7~12年以内に塗装が必要)を超えて放置されていた。
・太陽熱温水器や太陽光発電システムを設置した施工方法や設置条件に問題があった。
・自然災害(砂・雨・風など)の影響を受けやすい環境だったので損傷や劣化が早かった。
・塩害の影響を受けやすい地域だった。
・日当たりの悪い箇所と良い箇所で瓦の状態が違っていた。
・他の問題(建物の傾き・新築時の施工不良・害鳥獣の影響・雨漏りなど)で屋根瓦が被害を受けていた。

つまり屋根を塗装する以前からスレート屋根瓦に滲みや色ムラ(退色・剥離など)が生じていたが、あまり目立たない状態だった。
それが屋根を塗装する事によって光沢や発色が良くなり、元々あった色ムラが却って目立つような状況になってしまったというケースです。

※あなたがお住まいの屋根材にアスベストが使用されているかどうかの判別には、「国土交通省・経済産業省 石綿(アスベスト)含有建材データベース(2015(平成27)年2月版)」を参照にして下さい。

屋根塗装業者の施工不良による色ムラ

屋根の塗装業者による施工不良(手抜き工事含む)による色ムラが発生してしまったケースです。
一番多いのは下塗りをした後に2度塗り(中塗り・上塗り)をせずに、1度塗り(上塗り)しか塗装していないケースです。
もう1つは更に悪質ですが、下塗りをしないで上塗りをしたケースです。(所謂一発塗り)
どちらのケースも色ムラが発生する可能があります。
他にも、施工する屋根瓦の状態に応じて下塗り剤を変えず同じ下塗り剤を使用した場合にも、色ムラが発生する事があります。(浸透シーラーと増膜シーラーの使い分けなど)

施工業者側の問題
施工業者側の問題には下記のようなものがあります。

・塗料の吸込みが激しい箇所でも3度塗りしかしなかった。(契約上は問題ない)
・3度塗りの契約だったが1度塗りか2度塗りしかしなかった。(契約違反)
・下地の状態を判断しきれずシーラーの選択を間違えた。(増膜・浸透など)
・塗料を規定の厚さに塗らなかった。(薄く塗った)
・刷毛とローラーの繋ぎ個所で色ムラが発生してしまった。(素材の状態により防げない場合もある)

素人にも出来る塗装業者の手抜きか否かの判断基準として屋根塗装の工事期間があります。
通常、屋根塗装工事は3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が一般的です。
それが1日で完工した場合には、3回塗っていない可能性が非常に高いのです。
また、十分な乾燥期間を設けていない可能性もあります。乾燥期間は天候や気温や塗料の種類によっても異なりますが、短くても2時間以上は必要です。(通常は気温23度で6時間程度の乾燥期間が必要)

屋根に色ムラを発生させない方法

新築ではない以上、確実に色ムラを発生させない方法はありません。
建物の劣化状況や立地条件やや施工方法や生活環境や災害による被害などにり、全く同じ状態の建物は存在しません。しかし少しでも色ムラが生じないような対策は幾つかあります。
下記ではその一般的な対策を御紹介します。

・下地の状態に応じてシーラーを使い分ける。
・吸込みの激しい箇所には時間をおいて複数回塗装する。
・既存のスレート瓦と同じ色(濃い色)で塗る。(透けを防ぐ)
・丁寧な高圧洗浄と十分な乾燥期間を設ける。
・色ムラが生じにくい塗料を選択する。

それでも、既に発生している色ムラを完全に補正する事は難しい場合があります。
少しでも色ムラを減らすには手遅れになる前の屋根塗装(7~10年ごとの塗装)やメンテナンスを施すことだと御理解ください。


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